my映画館2015#3 > 韓国の鬼才監督キム・ギドクが脚本を担当した本作・・・あのディープなエグさはありませんので、御安心を(笑)
幸せそうな日常に見えるが実は北朝鮮工作員による擬似家族と、その隣人であるケンカの絶えない韓国人家族・・・対照的な家族の交流の顛末を見せる展開。
まぁ、コミカルでリアリティには欠けるかもしれませんが、朝鮮半島ならではのスパイという角度からの家族の描き方になっていて・・・どんな形であれ家族あってこその家族というシンプルな答え、ひいては人間性も問いていたりするんですよね。
多くは語りませんが、ラストの儚い“大芝居”の見せ方はやはり巧みで・・・納得の余韻には持って行ってくれました。
キャストでは、ベテランのソン・ビョンホ・・・いい味を出し切っています。