前髪メガネ

インセプションの前髪メガネのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.1
TENET公開が楽しみすぎて再鑑賞。

映像の力が恐ろしいくらいに強い。制作サイドの技術力と何より空間認識力が人並み外れてる!
街が反り上がり空を覆うと光源が何処になるのか、影はどう落ちるのか非常に混乱しそうなのに見事に表現していてまさに脱帽。
そこだけでも凄いのにホントに凄いのはルールの複雑さ。
夢の中に入りターゲットの潜在意識から情報を抜き取ったり植え付けたりするスパイなんて防ぎようが無い。ましてやその夢の中で更に夢を見てその夢が深く3層になっていて深く潜れば潜るほど時間経過が遅くなるとか設定をかなり作り込まれている。
複雑だからこそ集中して観ないと置いてかれそうだけど好きな人には堪らなく面白い。各層に誰がいてどうゆう状況だから下層にどんな影響与えているかとか並行しているかとか作り込みがとにかく凄い。

ラストシーンは特に印象的。意味深に見せかけて実はフェイクで初見では気付きにくい意図が2回目以降に見えて来る。
前髪メガネ

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