冒頭からまたも50年物の巨で責めてくるパラダイス第二弾。時代はすっかり貧でしょとか思ってる俺へのこれは責め苦なのか？テーマはドーンと「神」。一作目の愛でアレだったのでサディスティックな期待にわななく。宗教ネタ映画は面白い。政治ネタと並ぶ面白さ。両ネタ掛け合わせりゃ『薔薇の名前』みたいな傑作ができる。日本も両ネタの超宝庫なのに完全な持ち腐れでなんだかな。けどこの二作目、ちょっとトッド・ソロンズ風味でだんだん怖くなる。そして怖いほどに笑いも高まる。こわ…あ〜こわ…爆笑…わーこわ…爆笑…そんな感じ。そしてラスト10分では死にたくなった。ラストのラストは全キリスト教徒戦慄だろう。もしやこの監督、ソロンズ教ではなくフォントリアー教徒か？
