「○○ゲーム」作品ということで鑑賞。

普通のデスゲーム系作品と違い、ゲーム内容がある意味ファンタジーです。あまりにもリアリティがない演出と演技力問題児たちが繰り広げるデスゲームは目が離せません！

まずこの手の作品にしてはゲームの賞金が1000万円と安すぎ！そんなんで命かけれないと思います…。

またゲームの性質を理解できていない人が多すぎるためにツッコミどころ満載です！プレイヤー2人が交代で相手を殺そうとするゲームにも関わらず、何の考えも無く相手に順番を回してしまうザルなゲーム展開。

時間制限も無いようなので、普通に考えたら速攻でゲームが終わるだろ！と言いたくなりますが、頭の悪いプレイヤーはグダグダとゲームを続けます。

目まぐるしい後出し設定に観ている側の思考能力も鈍ってきますが、その設定を無視する破綻したストーリーと怖ろしい演技力をみせつけられ、途中から考えることを止めてしまいました。

アテレコしてるセリフと口が合ってない（しかも棒読み）とか、頭の悪いことをしてしまう行動心理の描写など、もっと丁寧に作れば良い映画になっていた気もします。

残念です(･ัω･ั)

• #デスゲーム系邦画

全く同名の作品『学校裏サイト』も内容がかなり酷かった印象が強いんですが、この作品も設定や脚本に粗ありまくりの突っ込み必至作品です。同名作品である『学校裏サイト』も””ケータイホラー大賞”なる胡散臭さ半端無い、本当に実在するのかさえ定かでない幻の賞を受賞したと箔を付けた宣伝文句をルアーにホラーファンを次々と毒針にひっかけ釣りあげてたんですが、この作品も”ミステリー出版賞最優秀作品賞受賞”なる全く聞いた事が無い賞の栄冠に輝いて満を持しての登場とのことで悪夢のようなデジャブに不吉な予感が(*^m^*)

家族を事故で全員失ったヒロインの女子高生がある日姉宛に届いた荷物を開けてしまったことから、相手の敵ゲーマーを見つけ削除すれば１，０００万円の賞金が手に入るゲームに参加してしまいます。この手の物語でよくある削除する事が本当にその人間の命を奪ってしまう事になることを露とも知らず、勿論途中で棄権することすら許されず、己の意志とは反対にゲームの世界に囚われる展開。

削除する人間を選ぶ際にその人間の現在の行動をＴ‐potで観る事が出来る設定で、クラスメイトの意外な真の姿を知る事になるのが盗撮感覚で愉しんでくれってことなんでしょうが、これがきちんと機能を果たしていれば主人公なんて瞬時に敵ゲーマーに見つかってしまうやんっ！って位に行動があからさまだし、敵ゲーマーに見つかれば瞬殺されることが分かっている状況下で、自分がゲーマーだと相手が敵かもしれない人物に告白するし、もう無茶苦茶でござりまする。こんな有り得ない言動を見せておいて、殺るか殺られるかの緊迫感を醸し出そうとしても無理が有り過ぎでしょｗ

また”敵ゲーマー”は誰なのかの犯人探しがメインディッシュなんでしょうが、登場人物達の相関図然りキャラ造形の作り込みが半端すぎて、誰が犯人であろうが何の意外性も感じられず、全く驚けないのが致命的にイタいんですよね。ただ、単に犯人（敵ゲーマー）探しまでを直線で描かず、偽イレイザーを登場させて攪乱させたり、単独犯と思わせておいて・・・と、観客の目を違う方向へ向けさせる猫だまし戦法を駆使して変化をつけてるのは良いんですが・・・。

とにもかくにも、この手のＯＶホラーの宿命である、演者の演技が酷過ぎなのも想定内ですが、「まさか、そんな時代錯誤的なオチをまだ使うんかいなぁ！？」「今まで鑑賞した時間を倍返ししろっ！」ってクレームが殺到しそうな致命的なエンディングがまた怒りを通り越して切なくなってきます。ちなみに、メインキャラの女子高生役を演じた２人のタレントさん、特に主演のあいかはミスヤングマガジンを受賞したグラドルさんらしいんですが、彫が深く整った顔立ちが印象的で恒例のほんのちょっとファンになりました(￣Γ￣)勿論高咲里音さんもですが(￣ＴＴ￣)

結論、『王様ゲーム』然りこの手のリアル感に乏しいＳＦじみた世界を描いた作品は、設定は勿論のこと例えばこのゲームの胴元は誰なのか？はたまた洋スラッシャー映画で散々お見かけした出で立ちのイレイザーは何者なのか？等、謎を謎のまま残して終幕にすると半端無い程の脱力感が伴う・・。って当たり前か(^∀^;)ゞ

賞金の額が少なっ。
しかも、ツッコミどころ多数(笑)