「ママ、今日わたし、万引きで捕まったよ。」
紡木たく原作の少女漫画の実写版映画です。
夜明けの青い道。
数台のバイクを飛ばしながら見た風景を思い出す主人公。能年玲奈扮する宮市和希は警官に偉そうと言われます。彼女は万引きで捕まったのでした。
ママが嫌々結婚して産まれたのが自分。そう思う14才の少女の多感な思春期の時代が描かれます。
原作の和希はもっと不良っぽい感じがしたので、映画の黒髪に近い和希はちょっと普通過ぎの外見に思いました。でも、いまの子はこんな普通の外見の方がしっくりくるのでしょうか。
紡木たくの漫画は、空気感が独特でそれを出すのは難しいと思いましたが、とても雰囲気が出ていました。
漫画を読んだときは、多感な和希に共感しましたが、大人になってから観たこの映画では14才の少女が可哀想で抱きしめてあげたくなります。
80年代の漫画なので、すごく古臭く思いましたが、いまの若い人にも通じる内容なのでしょうか…。
この青春映画に入っていける人には良い映画だとは思いますが、青春過ぎてカユい感じのする人には薄ら恥ずかしく感じる映画だと思います…。
「おまえ…オレの女にならない？」
