emily

午後3時の女たちのemilyのレビュー・感想・評価

午後3時の女たち(2013年製作の映画)
3.1
裕福な暮らし、かわいい子供、素敵な夫に囲まれてはたからみたら幸せそうなレイチェル。彼女にも抱えてる悩みはあった。夫から女として見られていないこと。気晴らしに近所の友達達と行ったストリップクラブで、ストリッパーのマッケーナと出会う。若くて可愛くてでも車も住むところもない彼女を、レイチェルは自宅に案内し住まわせることになる。彼女が加わることで、家庭がどんどん崩壊へ向かい、やがて大事なものを取り戻す。

私にはレイチェルが求めてるのはたった一つ。
私を見て。
私に気づいて。
それだけだと思う
お金も、子供も旦那もいる。でも夫は私を女として見てくれていない。裸で歩いても何も感じてもらえない。
結婚して子供ができたら女は女でなく母親になる。
でも誰だって女として見てほしいし、いくつになっても
旦那に自分の裸で欲情してほしいのだ。

小さい不満はやがて第三者の侵入により崩壊へと向かう。
結婚後の女と男の違い
男は趣味に時間を使ったり、仕事場の人と飲みにいったり、
意外と外の時間が多い。
しかし主婦の女はほとんどの時間が家。
しまった空間で、生活に追われる。

男女の描写も面白く、レイチェルが壊れていく感じも微妙な心情をよく描けていたと思う。

夫婦関係の崩れは些細な事の積み重ねで起こる。
やっぱり大事なのは気持ちを伝えること。
素直になること。
そうして女としていつまでも愛されるように努力するしかないのだ。
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