ネブュラー

パージのネブュラーのレビュー・感想・評価

パージ(2013年製作の映画)
3.1
家族を守るために人の命を見殺しにしない、でも家族を攻撃するものは、容赦なくぶち殺すぜ!ヒャッハー!躊躇なくイーサン・ホークがショットガンをぶっ放しまくる。

人の命を無碍に奪っていいのかという倫理観をテーマとして、主人公となる家族は最終的にはっきりと否と映画で示す。でも、正当防衛として人を殺めざるを得ないという状況では、殺人は容赦なく躊躇なく行うしかないと割り切りまっせ。
正当防衛としての殺人は仕方ないのかもしれないけど、切り替えの早さ、殺人に躊躇がなさすぎて、「命の価値とは?」という大きなテーマが薄ーく引き伸ばされ、ギャグ感出てました。
まあ、イーサン・ホークの殺戮ぶりはとても清々しく、そのシーンを観てから、この映画は高尚ぶるつもりがないと分かり、安心して鑑賞できた。

ただ、12時間人殺しても罪に問われないと言われても、人を殺したいと普通思わんですよ。どれだけ荒んだ社会なんだよと。
近隣の皆さんの動機だけで殺人しようと思いたつなら、頭のネジ外れすぎでしょ、と心情の面でリアリティから乖離しすぎている点が目立ち、好きではなかった。

キャラクターの行動に不可解な部分もあったが、設定は面白い!
純粋な12時間内のサバイバルが観たい!
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