真っ黒こげ太郎

シャドウ・ファイターの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

シャドウ・ファイター(2011年製作の映画)
2.1
冒頭のアクションシーンがいい出来だったので、期待したんだがやはりそこは天下のトランスワールドアソシエイツ配給。
後半になるにつれてテンションが下がっていった…。

何といってもドラマが面白くない!
お話は、貧しい民の支えになっていた老師が凶弾に倒れてしまい、彼の命を救うため女ドラゴンが老師と同じ珍しい血液型の男と共に老師の元を目指すというお話なんだが、これが思った以上に単調。
逃避行のシーンや、女ドラゴンと血液型の男の掛け合いも上手くやれば面白くやれそうだったんだが…。

アクションシーンも格闘戦こそ悪くないものの、銃撃戦やカーチェイス等はいまいちな出来だった。車の窓ガラスにアルミホイールを投げつけるシーンとか良かったんだけどな…。
後血液型の男の格闘戦も正直もっさり気味でイマイチだった…。

良い点を挙げると、女ドラゴン役のフェニックス・ヴァレンさん(ジャケの人)の格闘アクションはかなり良かったです。
フェニックス・ヴァレン本格的なアクション俳優ではないそうですが、体の柔軟性を生かした動きや切れのある格闘戦は中々スゴかったです!特に冒頭のアクションシーンは必見!(おそらく、アクション指導の人の功績かもしれませんが。)

フェニックス・ヴァレンさんのアクションは見応えがあるので気になる方は観てもいいかもしれませんが…あまりおススメは出来ません。

とりあえずヴァレンさんにはまたこういう役をやってほしいですが…無理なかぁ。格闘アクションの演出がうまい監督と組めば、(アイザック・フロレンティーンやジェシー・V・ジョンソンさんとか)意外と化けそうな気がするんだが。