Koshii

インサイド・ヘッドのKoshiiのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.7
ディズニー映画観たくて、どれにしようか迷っていたところ、以前から気になっていた「インサイド・ヘッド」を発見!

ディズニーピクサー作品って、90分という短い時間で「どうしてこんなにも綺麗にまとまっているのだろう」といつも関心してしまう。

本作も世界観とその設定、そして登場人物を魅力的に描きあげ、印象的なアイテムが物語を丁寧にアップダウンさせていた。

「ソウルフル・ワールド」を先に鑑賞していたので、正しい表現ではないが、かなり似た作りだったように思う。


自分の頭の中の感情が独立し、その人の行動を操縦していたら?記憶や性格の形成が、彼らによって管理されているとしたら?

という、非常に抽象的な「脳内の世界」を分かりやすい感情達(ヨロコビ、カナシミ、ビビリなどなど)によって具現化する。

まだ11歳のライリー。新しい街へ引っ越し、その生活に馴染めない。もどかしさは言葉にならず、その感情は頭の中で迷子になる、、


感情達とライリーの行動原理が上手くリンクしている点や、ある大事なことに気づいて、彼女達が成長していく姿が印象的だ。

頭の世界を縦横無尽にポップでキュートに描いた本作だが、ややその絵面が退屈で、飽きてしまったというのが本音である。


《感情に辞職はない》


p.s. ちょっとだけカイジを思い出しました。
Koshii

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