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マッドマックス 怒りのデス・ロードのBATIのレビュー・感想・評価

4.2
なんでジョージ・ミラーってこの歳になってこんな狂ったビジュアルコンセプトやら世界観やら、殆ど実写で体現できるのかと不思議なんですが、ようやく予算とか期間とか技術がジョージ・ミラーのイメージを再現できるようになったってことなのかとおもいました。

「マッドマックス2」超えとの声もありますが、その評価は伊達ではなく、シリーズ最高のスケールとビジュアルで初めてシリーズに触れる観客も見事に連れていってくれる凄い作品になりました。

マッドマックスシリーズってマックスというよりあの世界が主役みたいなところありますけど、マックスが居合わせることで色んな歯車が回りだすんですよね。この話はフュリオサの物語かもしれないけど、ある意味群像劇なんですよね。

あと、フュリオサが何で左腕を失っているかとかあえて説明はしていないんですよね(パンフレットでもジョーの怒りをかったくらいしか書いてない)。そこには大きな物語があるはずで、それは他のキャラクターにも少しずつ物語を感じるディテールがあって、そこがこの作品に品格、風格を与えていると思えるのです。


いやーすごかった。
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