パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊の光のネタバレレビュー・内容・結末

実はあまり期待してなく今までのシリーズを観てきた惰性で観た感じなんだけど思いのほか良かった！
ジャックは相変わらずだし、悪役のサラザールもヴィジュアル最高だし、ウィルとエリザベスも久々に再会するし素晴らしい。
中でも特に最高なのはバルボッサ。
むしろバルボッサがラストで全部持ってった勢いだ。
あの流れで死ぬとか最高にかっこいいやん、最高に父親やん。
まさかそういうキャラだとは思ってなかったからこそすげぇ泣けた。
最後まで娘には隠し通すのかと思えばコレだよ。
次回からバルボッサが出ないと思ったら本当にこれが最後の海賊でいいんじゃね？って思うよね。
ウィル・ターナーの呪いも解けたし、おそらく他の呪われた方々の呪いも解けてるから敵いなくなるだろうし。
満足できる綺麗な終わり方だったと思うよ。
他には、序盤の銀行強盗のところ好き。
ワイスピ５の金庫引きずりチェイスをあの世界観でやってのける発想には脱帽です。
派手さと奇抜さとジャック・スパロウらしさの調和が見事だった。
ギロチン大回転ギャグも好き。
ブラックパール号復活をギャグにしてしまうのも好き。
アクションでは、僕が思うこのシリーズで一番の強みは足場の悪い所での戦いだと思うんだ。
その点、今作も船と船の間で砲台の上を足場にして戦うというハイパー不安定足場バトルがあって最高だった。
唯一の欠点が夜のシーンで視認しにくいことぐらいだね。
そして新キャストのカヤ・スコデラーリオちゃんが可愛すぎることも本作の魅力につながっていることは言うまでもない。
みんな胸のことばかり言いたいだろうが、僕は表情や喋るときの口元が特に好き。
胸は服装で強調されている部分が大きいという点はキーラ・ナイトレイも通った道だ。
逆に本作で一番残念だったのは意外と悪役のサラザールかもしれない。
陸に上がれない＆海上では無敵「どうすりゃいいんだよ！」というふざけた設定がまともな勝負にならない。
しかも最終決戦では他人の身体に憑依して戦うというハビエル・バンデムの演じる必要性まで奪ってしまっている。
全力でホラーなヴィジュアルをしているだけに活躍のさせかたを誤ってしまっている印象が強い。
総評としては、満足している。
というかやっぱりラストのバルボッサがもう最高だった。
これで最後でも文句ないけど…６作目でちゃうんだろうな。