ぶちょおファンク

ハーフネルソンのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ハーフネルソン(2006年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2.5 終盤★2

「夜明け前が一番暗い」

アマプラ見放題には
吹替版しかなく
そちらでの鑑賞。

世界は“相反するもの”
でバランスを取っている、
ってのがオレの人生哲学なんで、
中盤にて少し“陰☯️陽”という
アジアの概念まで踏まえて
構成された脚本には好感が持てました。

先生と生徒、白人と黒人、おとなとこども、男と女、善と悪、様々な相反する要素は世界にあり、
ゴズリング演じる先生ダンは
ジャンキーでありながら
生徒たちには厳しく真摯に教える。
はたから見れば
「おまえが偉そうなこと言うな!」
っとなりますが、
自分が麻薬に溺れた人生を歩んでしまっている分、
前途ある生徒たちには
道を踏み誤って欲しくない、
という想いがあるのだと思う。

ジャンキーが主人公なんで
基本的には重苦しいけど、
最後はほんのりと希望が見えるので微笑ましくはある。

“ハーフネルソン”はプロレスの技で、その羽交い締めから脱け出そうともがく意味合い、
マイルス・デイヴィスの曲「ハーフ・ネルソン」を作中に使いたかったけど使用料が高額で監督らは諦めたらしい…とのことらしい。


2019年338本目