FutosiSaito

まほろ駅前狂騒曲のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)
3.6
 ポスターの惹句からバスジャックが強い印象に残るが、違った。
 「母性」でも「父性」でもなく「親性」の映画だった。
 主人公二人が女の子を預かることで、親性を有していくようすが描かれていた。過去に家族のことで、トラウマを受けてしまった行天のこともわかるし、いつものメンバーが安定した顔見せをしてくれる。
 大根監督のテレビシリーズと比較してはいけないが、クライマックスはドラマのほうが盛り上がっていったように思える。 
 しかし、このゆるさが、『まほろ』のアイデンティなので、それもよし。
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