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猿の惑星:新世紀(ライジング)の六のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 共存の希望はあったはずなのに、止めることのできない復讐の連鎖から戦争へと繋がる様子がほんとに切なくて、リアルだった。
エイプ達のリーダーとしての自分と、人間を信じたい自分、色んな感情に苦悶するシーザーの表情にこっちまで苦しくなる。

前作で人間を見捨てたコバが、まさに同じ構図でエイプから追放されるシーン、ほんと哀しくてたまらなかった。
コバの育った環境を考えれば考えるほど、シーザーの理想とした世界はこんなのじゃなかったのに…切り捨てたくなんてなかったのに…って悶々としてしまう…
映りそうで映らないウィルの顔に切なくなる。
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