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ソロモンの偽証 前篇・事件のMaUのレビュー・感想・評価

3.6
いつか観よう、一気に観れる時間があるときに、とずっと保留してた作品。ホットギミックで清水&板垣を見たが消化不良だったこともあり、ついに着手。

なぜ柏木君は死んだの?本当に自殺なの?クラスメイトの藤野さんが疑問に思い、その真相を追っていく話。クリスマスの朝、校庭で柏木君は亡くなる。それは投身自殺なのか、殺人なのか…

まつわる人たちが怪しく設定されていてキャストが豪華。校長の小日向さんや担任の黒木華などもなにやら裏がありそうだし、一人の中学生の周りにこれだけ不穏なストーリーがあるということにぐんぐん引き込まれていく。脚本がすばらしい。そして裁判へと向かう後半に向けて偽証をするのは誰なのか、ということを考えながら集中して見られた。また、オーディションで選ばれたという主要の中学生役がそれぞれにはっきりとキャラクターが立っていてうまい。藤野涼子の目には引き付けられるものがある。

映像で歴史を感じさせるあたりもうまかった。松竹が得意とする画の感じなのかもしれないけど、それもうまく奏功してる。
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