人をじっくり見るためにはこれくらいスローでないと無理なのかもしれない。
「こたえはいつも自分にある」というメッセージが強い。
チャイナ服もチャイニーズアクションもない、ただただ人を見つめるドラマをスローに楽しめる。
まごついたり振り回される一方で、職人としての素直さがある主人公に三浦春馬さんはぴったりだった。
「トトロ」連呼はどうしても子供っぽくなってしまう、とびっきりの罠だった。
たぶん生き残ったのはこっちなんだろうなという偏見は残れど、考えようによってはどっちが生き残っていても納得しようと思えばできるような仕組みなので「生き残りがどちらかゲーム」は本当に不毛だと言える。