おい

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のおいのレビュー・感想・評価

3.8
前作『マン・オブ・スティール』のクライマックスを別の視点から捉えるオープニングが秀逸!「街壊しすぎ…」という鑑賞者が抱き得る気持ちを、市民の目を通して災害として描く導入は本当に素晴らしいと思う。

そしてやっぱりワンダーウーマン参戦シーンはわかっていてもアガる!彼女も加わったバトルのあまりの凄まじさ…神々の闘いが行われる中バットマンは蚊帳の外感があったけれど、そんな中かろうじて生まれる連携プレーがいい!本作のバットマンは大人数の人間を相手にする一連のアクションが特に最高だった!!

賛否が分かれるポイントの1つになっている印象があるバットマンとスーパーマンの和解シーンも自分は好き。「◯◯◯◯◯が同じだから」ってのは和解の理由と言うよりもあくまで動きが止まり動揺したきっかけであって、あの直後にバットマンの心のうちにいろんな感情が渦巻いたのが痛切に伝わってくる。彼のスーパーマンと自分自身に対する見方が変わるいいシーンだと思うし、かなり好きだなぁ。

中盤の唐突な悪夢とか「早すぎた!?」とかアメコミに詳しい人間を狙い撃ちするかのような描写には混乱してしまうし退屈なシーンも多くてダラダラと長くも感じるけれど、嫌いにはなれない作品!
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