‘‘散歩’’と‘‘侵略者’’という謎の並び…タイトルから感じたそのアンマッチな雰囲気はオープニングから全開!スクリーンに映し出された残酷な映像とともに流れ出したのは、気が抜けるような軽快な音楽…
松田龍平をはじめとした宇宙人勢の、何を考えているのかわからないような宇宙人感が最高!彼らと人間のやりとりがシュールで笑えたし、彼らが人間の概念を奪っていくという奇抜な設定も面白かった!概念を奪われた人たちの様子が印象的で、ユニークながらも考えさせられる設定だった。
あと少し前に観た『ワンダーウーマン』と重なる部分があって、心の中で「またそれかよ!」とツッコんでしまった。別に嫌いではないけれど、ベタじゃなく意外性のある展開がもうひと押しほしかったかな。とはいえ日常の中で静かに淡々と迫りくる恐怖を感じつつも、その気味の悪さにクスクス笑える面白い作品だった!