ガイリッチーが『ロックストック~』で世に出たとき、ひどく驚いた。
あんなスタイリッシュでリズム感のいい映画、他に観たことがなかったから。
でも、あれ?
あれあれ?ガイリッチーどした?がんばれ!こいよリッチー!とか思いつつ、
ガイリッチーがタランティーノではないことを以降観る度に痛感し、気づけば結構な時が経った。
からの、今作。
『コードネームU,N,C,L,E』。
私、スパイ映画に特別造詣は深くないですが、作品の背景の時代とリンクした『古き良きスパイ映画』的な展開や演出がとにかく楽しかった。
今の時代から観るとベタのおもしろさ、って感じなのか。
信頼してたアイツが裏切る?!嫌いなアイツを何故か救ってしまう!拷問!!
遠近法使ったユーモアも効いたりして楽しい。
ガイリッチーも、マドンナの呪いからよーやく抜け出したのかも。
楽しめた。
追記。
大好きな『エクスマキナ』にも出演のアリシアヴィキャンデル。彼女はここでもチャーミングで知的でミステリアス。
そら。あら。男は騙されまっさぁ。