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リトルプリンス 星の王子さまと私のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

4.0
 日本のアニメーションは、相変わらず手塚治虫に始まり、宮崎駿が発展させたセルアニメの技法にこだわっているが、これは発想も自由で面白かった。
 劇中劇である『星の王子さま』(リトル・プリンス)の部分は、ストップモーションによる紙アニメで、本編は精緻なCGアニメ(トイストーリーからベイマックスまでの画風だが)。ウェス=アンダーソンの『ファンタスティックMr.FOX』といい、これといい、まさにファンタスティックな人形アニメで、それを演出できる人材がいるアメリカをうらやましく感じた。
 本編の現代では管理社会の問題を突きつけ、なおかつ夢を持たせる。
 サン=テグジュペリによる原作の管理財団が許可しただけある物語だ。
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