おのちん

フランシス・ハのおのちんのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
3.0
親しき仲でも、ドライなニューヨーク。

言ってる人も多いですが、「レディ・バード」のその後のような映画でした。

この映画で終始展開される上っ面だけの人間関係って、女子どうしだからなのか、NYではそれが普通なのか、よくわからなかった。

よく言えば、親しいんだけどみんなドライというか、自分には夢とか目的とかがあってそれが一番で、人間関係は第二というか。個人主義というか。彼氏から同棲を誘われてもあっさり断るし、トライベッカに住みたければいくら仲がよくてもルームシェアを出ていくし、仕事はあっさりクビになるし。でも、日本みたいに湿度ジトジトの人間関係よりラクなのかもしれない。

27にもなって、まだ中二病みたいな言動とか行動してるのか~、でもニューヨークってそういうのも許されるのかも?と思って見てましたが最後は落ち着くところに落ち着いて、夢見るニューヨークで、ちょっとだけ現実に目覚めて、ちょっとだけ成長したフランシスでした。

2018.6.11
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