おのちん

SUNNY 強い気持ち・強い愛のおのちんのレビュー・感想・評価

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)
3.7
リア充たちの「昔はよかった」感

映画ならではの誇張ということではなくて、当時の一部の高校生活ってリアルにこんな感じだったと思います。知らんけど。

そういう日本の一時代の貴重なカルチャーの記録というか再現に価値がある映画だなと思いました。

広瀬すずちゃんは、この映画が好きだったのか、こんなハッチャケてるすずちゃん初めて見ました。池田さんは高校時代も大人時代も池田さんで、なんか全体的に特別扱い。
すずちゃんと池田さんの屋台飲みのとこが好きでした。

脚本としては、死ぬからみんなで集まるという、あまりに安直な「動機」がかなりもったいない。死ぬ以外で集まる理由を考えるのがプロの脚本家だと思いますけど。

バラバラだった人たちが集まるストーリーだと、なつかしドラマ「ひとつ屋根の下」(の第1話〜第4話あたり)とかをもっと見習ってほしい。

世の中の多くの人は思考停止の「昔はよかった病」だと思いますが、冷静に客観的に考えたら医学もテクノロジーも発達してる今現在のほうがいいに決まってると思ってる自分はきっと少数派です。

2023.11.8@amazon
おのちん

おのちん