円柱野郎

ミニオンズの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

ミニオンズ(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ミニオンが楽しい。」と、そう過去に「怪盗グルー」シリーズの感想に書いていたこともあるけど、本当にミニオンが主役になった!
みんな思うことは同じなんだな、「もっとミニオンが観たい」ってw

皆見た目が似ている黄色の生き物。
何を言っているかはわからないけど感情豊かで、いたずら心が旺盛だけれどもニクめないかわいい奴ら、ミニオン。
本作ではボスを失い意気消沈の仲間を救うべく旅立つケビンと、スチュアート、ボブの3人が主人公。
話の作りとしてはドタバタコメディなんだけど、ミニオンたちの目標への進捗と、一方で意図せず転がっていく状況変化がテンポ良くて楽しい。
恐竜はともかくドラキュラをボスにしたり、雪男が出てきたりと色々とファンタジー。
そういえばグルーも月泥棒なんだし、世界観はファンタジーに突き抜けていて問題ないが、ロンドンという実際の街や、存命の英国女王をネタにしたりしだすと妙な生々しさを感じるな。
(エクスカリバーを抜いたボブに女王が禅譲するというネタは笑ったw)

映画のオチは観る前から「グルーと出会って終わりなんだろうなあ」と思っていたらその通りだった。
が、髪がふさふさの子供(?)グルーで出てきたのは意外。
あと、ラストにしか出ないかなと思ってたんだけど、中盤の「大悪党大会」で冷凍光線銃に興味を示していているグルーが背景にいて、それを伏線にしているあたりは良い感じ。

しかし作り手が観客を楽しませようと思っているのが分かる作品ですわ。
登場キャラ総出演のカーテンコールなんて、まさにそうだよね。
そしてこう思う、「もっともっとミニオンが観たい!」
円柱野郎

円柱野郎