雨宮はな

リトル・フォレスト 冬・春の雨宮はなのレビュー・感想・評価

3.0
映像は相変わらず素晴らしい。
けど、クライマックスに無理だと感じる要素がジェットストリームアタックかましてきた。

<無理だと感じる要素>
■いち子の母親が未成年を残して失踪したこと
■いち子が何と向き合ったのかわからないままの状態であること
■キッコの台詞(点線以下に具体例)

ただ料理と農作業と田舎暮らしの様子を眺められたらよかったのに、完結編のせいかそうさせてくれなかった。
「夏・秋」くらいのテンションで最後まで終わってほしかった。

出てくる料理は春夏秋冬通して美味しそうなものばかりだし、パンフレットは料理本レベルだったんじゃないかと思えるほど。
リストやレシピがあれば知りたい。

↓悪口に聞こえたらごめんなさいなパート。
↓東京生まれ・育ちが感じた個人の感想。
↓気になる人は回れ右。


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田舎に暮らすには田舎暮らしのノウハウが必要だととてもよくわかる映画だった。
子どもの頃からの“田舎”の感覚と、子ども時代を知られていることが必要なのだと。
都会に生まれ育った人間で「スローライフ」に憧れる危険性がめちゃくちゃ表れているし、キッコとユウタを見ていれば歓迎されないことがよくわかる。

無理だと感じたキッコの台詞
■「これで一人でも小森に戻って来てくれるといいんだけどねー」
■「あたしたちで子供たくさん産んで、分校復活させるんだもんねー」
雨宮はな

雨宮はな