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リトル・フォレスト 冬・春のyuiのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

夏・秋よりも、暮らしや人間関係の部分が見えて好きだった。

納豆もち、山菜の天ぷら、ジャガイモパン、特製クリスマスケーキなどなど、本当に美味しそうなものばかりでお腹が減る…

このまま小森で過ごすのは小森に失礼だと感じ、小森を出て街で暮らし、それぞれの生き方をしっかり噛み締めた上で小森で生きることを選んだいちこの顔はとっても晴れやかで、心から小森での生き方を楽しむお爺さんお婆さんと同じ顔つきをしていて良かった。

毎日毎日、私がやっているような仕事や家事と並行して、田んぼを見て、畑を見て、作物を育てている小森の人たちを本当に尊敬した。当たり前のようにその生活をしているけど、食材が簡単に手に入ることが当たり前でないことを知っているからそんな生活を続けられるし、子孫にもその生き方を伝えていくのだなと思った。

とっても大変だろうけど、友達同士で「ノビル取りに行くから手伝って」みたいな会話をするような生活もちょっとしてみたくなった。
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