しゃにむ

ミスターGO!のしゃにむのレビュー・感想・評価

ミスターGO!(2013年製作の映画)
3.5
「うーん、アリでしょう」(長嶋茂雄 談)

ホウホウホッ…?ホホホウホ…!?
ウホッ、いっけね、素が出ちゃいました。

あんまり野球に詳しくないのですが最近の野球は外人だけでなく人外も選手になれるようになったんですね。ウッホー!!なんだか急に野球が見たくなりましたよ(*´∀`*)

これはパッケージだけ見るとネタですね笑 異様に毛深いダウンタウンの野生的な顔つきの彼がバッターボックスに立っているようにも見えますが写真の彼はゴリラです。あ、いや、浜ちゃんは人間ですよ!…たぶん。

かく言う自分もネタ映画程度の期待値で鑑賞した口でしたが、思いのほか、丁寧に作られており、途中でウルウルと瞳が潤ったシーンもあって単純にネタ映画と一括りに扱うのはもったいない良作でした。まさかゴリラにウルウルするとは…(まぁ本音を言えばゴリラの調教師の女の子役のシュー・チャオちゃんにノックアウトされたのですよ。ショートボブのいたいけな少女がムチ打ちムチ打ち。こりゃたまらんでしかし…)

あらすじ↓
借金がかさみ経営難に陥るサーカスの新団長になった15歳の調教師ウェイウェイは借金返済の為に野球が得意なローランドゴリラのリンリンと韓国野球界に挑むことに。。

人間の20倍のパワーと300kgの巨漢ともなれば強打者の見込みありですね。しかしその前に常識が立ちはだかる。当たり前ですが。良識のある人ならゴリラの球界入りを容認するわきゃない。すると今作は良識のない人の方が多かったのかもしれません。

・球団側のアクロバティック屁理屈
公式ルールに「人間の9人」とは規定されてないからゴリラでも問題なし(`・ω・´)キリッ

・メジャーリーガーのお墨付き
彼ならメジャーでも通用する(`・ω・´)キリッ

・ドクターストップならず
いい選手になりますよ(`・ω・´)キリッ

お、そうっすか。晴れて球界入り☆
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

リンリンはトゥサン・ベアーズに入団。クマならパンダを入団させてよ(小声)

・強打者はゴリラ
→会場はリンリンの登場にどよめきます。敵チームも呆れた感じです。初球はホームランを予期させるおぞましいファール。振り方がとにかく豪快です。構えなんてない。下からすくうようにボールをなぎはらいます。コントロールもこれまた絶妙。リンリンが打ち取られるのは滅多にないです。3球目では電光掲示板にボールを食い込ませホームラン。初出場でいきなり初H…うらやまし。

・監督は調教師?
→サインは全てウェイウェイが出します。傍でムチを振るいながら指示します。シュー・チャオちゃんユニフォームが似合います。どれひとつぼくにもムチで指示を…(*´∀`*)

・バナナを握る観客達
→リンリンにあやかって観客達は試合中バナナを振り回して応援します。あ、品切れでもご安心下さい。ここにバナn(自重)

・これはキングコングの撮影?
→リンリンはウェイウェイと一緒でないと試合に集中出来なくて電光掲示板の上に居座ってバナナを食べて試合が滞ります。途中でヘリが飛んできて捕獲しようとして走り回ったり大騒ぎ。確かにキングコングみたいです。

・中日VS巨人 因縁の対決!!
→日本の野球界も負けてられません。さっそく噂を聞きつけた中日のオーナーがリンリンのトレード交渉にやって来ます。マッシュルームヘアの黒縁眼鏡のオダギリジョー。そっくりさんかと思いきや本物!笑 さらに中日の最大のライバル(韓国の通説です)の巨人も選手獲得にやって来ます。ぼくは中日ファンですがゴリラ選手は歓迎します。あんなに頼れる選手はいないですし。あといつの間に中日は巨人のライバルになったんだ(゚∀゚)

・韓国野球史上初めての瞬間
→とある事情によりピッチャーとバッターがゴリラになります。いや、韓国に限らず世界初の瞬間だと思うんですけどねェ…

・おめぇら、野球しろ!!(哀願)
→ゴリラVSゴリラの珍事件。消える魔球ならぬ消滅する魔球が見られました。怪力同士のぶつかり合いは人間が使うことを目的としたバット、ボールを当然粉々にします。ボールかなァと思ったら解説者が「ボールの切れ端を集めたらアウト扱い」と言い出して敵チームが総がかりで粉々になったボールの破片回収作業を始めます。ゴリラが類を回り選手が破片を集める…何だこの風景は。最終的にはゴリラ選手とゴリラ選手の乱闘が始まってもはや野球ではありません。ナニコレ。

こう羅列して書くいかにもおバカな作品に思えますが実際はそれほど試合のシーンはないです。まだ幼さを残したウェイウェイが健気で胸を打たれます。リンリンは45歳のおっさんゴリラだけど体にムチを打ってウェイウェイの為に頑張ります。2人の奇妙な愛情が見過ごせません。親子でも兄妹でもない言葉でも言い表せない不思議な関係。言葉がわかんなくても気持ちは伝わるものですね。ウホッ(ぼくが何と言ったかお分かりですか?)

追記 初韓国映画でした。次は何にしよう。