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ゼロの未来のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

ゼロの未来(2013年製作の映画)
3.5
 『未来世紀ブラジル』のクリストフ=ヴァルツ版。感心するのは、こんな(いい意味で)不条理な作品にカネを出してくれる文化があること。
 しかし、今回は『〜ブラジル』のバッドエンドとはまた違う。決して明るくはないが少し希望のあるラストで、それがまたしみじみとさせてくれる。
 完全自動化の社会とそこにある人間性、テリー=ギリアム監督は、ティム=バートン監督のようにメジャーな人気は出にくいかもしれないが、その重厚感がクセになる。
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