「PAN ネバーランド、夢のはじまり」を観る。
ちょい前に観た「ハンナ」のワンカットワンカットがいちいちエモかったのが忘れられなくて、同監督さんの本作をチョイス。
エモさは現実を舞台にしたほうが好みだと思い知らされはしたけれど、じゅうぶんよかたです。劇場で観たかったやつ。
お話自体は無論、これでもかってくらい教科書どおりの超絶ジュブナイル。そりゃそうだ、元ネタピーターパンなわけだし。だがそれがいい。
特別ななにかになりたくて、荒唐無稽な夢を描くことは誰にだってよくあることでありますよね。
だけどいざ大海に出てみると、他人は敵だらけ、世界はあまりにでっかく厳しくて、自分なんてなんの取り柄もないちっぽけな存在だとただただ思い知らされるのみ。
自分は一体何者なのか。自分にできることなんてなにもないとへこたれまくったピーターが、母の生き様を知り、友人たちと繋がることで、立派にファンネル使いとして超覚醒するとこは鳥肌立つわ焼酎迸るわ。←ファンネル使い?
ピーターの中のひとがとにかくイケメンすぎる。この年にして末恐ろしい。
タイガー・リリーめちゃくちゃかこいい。ラストの笑顔のギャップよ。てかルーニー・マーラやん。
冒頭からしてお母さんくっそ美人さんとおもたらまさかのアマンダたん。うそ。アマンダたんやん。エンドクレジット観るまで気づかなかった一生の不覚。
いろんな意味で眼福映画でした。