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オキュラス 怨霊鏡のsayaのレビュー・感想・評価

オキュラス 怨霊鏡(2013年製作の映画)
4.0
"呪いの鏡"によって幼くして両親を失った姉弟が、成長してから再び"呪いの鏡"に立ち向かうという物語です。
鏡のせいで両親がおかしくなったことを証明して、両親の無実の罪を晴らし、犠牲者をこれ以上増やさないために鏡を破壊することが映画の目的となります。
両親の精神が徐々に異常をきたしていく幼少期と、"呪いの鏡"を科学的に調査する現在が交互に描かれていく構成が非常に上手く出来ています。
幼少期と現在で姉弟を演じる俳優も全く違和感がなく本当に素晴らしいキャスティングでした。
グロシーンは控え目ですが、痛そうな描写が要所要所で入ってくるので見応えは十分ですよ。
「りんごをかじると、歯ぐきから血が出ませんか?」という昔懐かしのCMを思い出す人もいるのじゃないかしら。
"呪いの鏡"が見せる幻覚によって、姉弟は徐々に幻覚と現実の区別がつかなくなっていきます。
いざとなったら鏡のある家から逃げれば良いだけの話だと思う人もいるかもしれませんが、兄妹が家から出たことさえ幻覚である可能性があるので手のつけようもない状況なのです。
姉弟ものの幻覚系ホラーをお探しなら間違いなくお勧めの一本です。
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