怪しい彼女のnt708のネタバレレビュー・内容・結末

大学時代、研究室の担当教官におすすめされて観た一作。当時はまだ映画に興味が無く、その映画を仕事にするなんてつゆほどにも思っていなかった私だが、それでも十分に楽しかった記憶がある。それだけに自分にとっては、映画に興味を持ったきっかけとも言える作品だ。

本作がこれだけ私の印象に残っているのは、音楽とテーマ。多種多様な音楽が映画に無関心な自分を一度も退屈させなかったし、どんなことがあっても自分の人生を良かったと言える主人公の生き方に魅了されたことが本作を初めて観たときから十年近くたった今でもまた観たいと思わせる最大の理由だろう。

ちなみに大学時代にはまった本作。各国でリメイクされていると知り、研究室のみんなで見比べたのが懐かしい。数々の映画を観てきて良い作品だと感じる映画はたくさんあるのだが、思い出の作品と言われると本作を含めても数少ないように思う。結果として、自分を映画の道に導いてくれた本作と本作を紹介してくれた担当教官には、感謝したい。いつか自分も誰かにとっての映画の入り口になるような作品を作れたらと心から思う。