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機動戦士ガンダムUC/episode6 宇宙と地球とのslowのレビュー・感想・評価

5.0
ハッキリ云おう。
本作は『ガンダムUC』の中でも傑作である‼
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今回は【敵】との"共同戦線"という
アニメの中でもかなり異例の回!

『アベンジャーズ』然り…
『スター・ウォーズ』然り…
『ロード・オブ・ザ・リング』然り…

戦いを描くどの映画も「敵と味方」の二つが
ぶつかり合うシンプルな展開が多い。

が、本作は違う!!!
敵と味方が【ある事情】により、
協力関係を結んでいる。
つまり、"混ざりあってる"のだ。

『ガンダムUC』を見る人のレビューで
「UCは関係図がよくわからない…」
と述べる方がいますが、まさにその通り!

本作の主人公側は連邦軍に属しながら、
ネオジオンの一派とも仲を深めてます。

それは本シリーズの最大のテーマが、
「分かり合うこと」だからです。

今回は主人公たちがワケあって
味方のはずの連邦軍から追われる身となり,
互いの利害の一致から、
敵であるはずのフロンタルが、
珍しく助けてくれる貴重な回!

前作で「戦いはまだこれからよ!」
という壮絶ラストと繋がり、
冒頭から怒濤の戦いが開始します!

しかも今回フロンタル達が
なんと、"不殺"をするんです。暴力的に。

アクションシーンもスゴいですが
私にとっての「一番」はここから!
皆の顔がいつもより動く!
エキストラでも「ぴくっ」と眉が動くくらい
異常に細かい【会話パート】!w

そんな中でフロンタルだけが
「マスク」をしてるのが、
底知れない不気味さと薄気味悪さが
際立ちます!…この対比はうまい!

連邦とネオジオンが混在する
ピリピリとした険悪なムードや、
連邦とネオジオンの機体が並ぶ異様な光景など,

これは沢山のヒーローが織り成す
『アベンジャーズ』でも、
スパロボのゲームでも見られない、
「敵と味方の夢のコラボ」
といえるのではないでしょうか♪

終盤に向かってキャラそれぞれが
一つの"終着点"を見つけ走り出す!

今まで"雛鳥"であった主人公が、
数々の体験をし、
新たな"兵装"を纏って宇宙に羽ばたく怒濤のラスト!
それを阻む闇堕ちアナキン…あ、ちがった。
リディの駆る黒いガンダムとの激闘!!

熱い!熱いぜよっ!
そこからの戦い見せてよ!!ってとこで
終わるのがほんとに残念でならぬ!
でも主題歌がめちゃくちゃイイので許す!w

そして、フロンタルの言った一言。

「ここから先は"競争"だ…!」

"最終幕"を告げる鐘は鳴った。

ついにすべてが"終わる"。
いや、ここから「始まる」のだ!
未来を生きる人たちへの
「橋渡し」となるための戦いが…‼
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次回で私の『UC』レビューも終わります。
どなたにこの気持ちが届いてるかは分かりません。

ですが、どれほどこの作品が好きであるかは
どんなに文字を並ばせても意味はなく、
「ただ"好き"だ」と書くだけで事足りるのです。

しかし、現在Filmarksに文字数制限なく
書き込められるのは、
様々な人の"考えと想い"をとことん知り、
「好きじゃなかった」作品に対する
考えを払拭させ、
「好き」に近づく"可能性"を見出だす
"自由性"を与えてくれて、
それがFilmarksの良い所です。

私も『UC』を改めて鑑賞して気づかされました。

様々な人の意見を知ることで
自分のこれから見る物の見方に
変化をもたらし、成長を促す意味でも
『UC』のもつテーマ性と、
Filmarksライフはとても近い位置にあること。

それを発見できただけでも、
ここにレビューを記す意義はあったと思うので,
自己慢&長文レビューになってしまいましたが、
これが私の『UC』に対する"想い"です。
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