あっちこっち好き嫌いせず齧ってみたいのが私の映画鑑賞スタイル。というわけで、普段はあまり手を出さない系の本作に挑戦しました。
見終わった後に残るものは何もありませんし、後に引きずるような余韻もありません。しかし、頭を空っぽにして楽しむ映画というのもたまには良いものです。
そういえば先日、モデルタレントの政治的発言が何やら神経質な人々を賑わせたみたいですが、その報道に対して爆笑問題の太田さんの「ファッション業界は特に政治的メッセージを含んでいるじゃないか」という見解がとても印象的でした。そうですよね。ファッションは何かしらのメッセージを込めた表現の一つですよね。
「ファッションが政治をも動かす」
まさに本作の見せ場のシチュエーションとピッタリでした。
獰猛なサメがおとなしいクラゲに牙を剥いて食べようとしてくるのなら、クラゲはクラゲなりに戦う術を持っていて、それは決して牙を剥いて応戦するやり方でなくても良いはず。
……まぁそんな風に身構えて見なくても、本作は頭空っぽにして素直に楽しめばいっかー。
