思いつきと手癖でそのままいってしまった駄作。
ほかの人もレビューしていたけれど、まず演出がすごいダサい。
巨匠も間違えてしまうのだなぁと安心するために観るのがよいかもしれない。
遺伝子が次代に情報を引き継ぐという話の例で、哺乳類の出産シーン繋ぐところが謎。(遺伝情報と直感的に絡まない)
LUCYがチャイニーズマフィアに捕まるシーンで、サバンナでチーターに捕まるオカピ?みたいな描写も安易過ぎて切ない。
観客はみんなその後のどんでん返し知ってるから、草食動物の強かさ見せた方がまだ良かったのではと思えてしまう。
なぜか中国語と英語を電話翻訳するくだりのダサさも虚しい。
字幕でいいし、本当にポイントだけ英語使えば良いやん。
毎回翻訳電話通すとかそういう野暮なのはカットでオッケーだったぜ。
映画的な盛り上がりもあまりない。
スカヨハもモーガンフリーマンも決して悪くないけれど、モーガンフリーマンの困惑したもごもごした台詞や振る舞いが作品のスピード感と全然合っていないし、結局何の答えにもなってないからLUCY一人が頑張っちゃってる話でチーム感ゼロだから全くカタルシスがないのも悲しい。
LUCYと一緒についてくるフランスの刑事なんて何の意味も持ってない。
手垢のついたラストに何の感慨も持てずに終わってしまう。
スカヨハが怯えるシーンと悶えてるシーンが真に迫っていたなぁ。