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グリーン・インフェルノのnanaのレビュー・感想・評価

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
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この広い地球の中、所変われば当然様々な文化を持った人々がいるようで。
意識高い学生活動家グループが迷い込んだのは、食人文化のある集落でした…というお話。

当然、世の中をよくしたいという強い意志を持って活動に取り組んでいる学生が多いのだけれど、主人公は自分が何とかしたいというよりは「国連の弁護士である父が何とかしてくれるはず!」という微妙な正義感であったり、ちょっと気になる異性がそのグループに属していたからといった理由で彼等の活動に付いて行ってしまう。

思っていた以上に食人描写はしっかりと見せていて、「あぁ、実際に食人文化がある人たちはこうやって食べるんだろうな」って凄く説得力のある描き方をしていたのが印象的です。
食人以外でもあの「食人族」(1980)の有名すぎるビジュアルへのオマージュもあったり。

食人って、人間が食物連鎖の頂点に(今のところ)立っているという安心感と、そうは言ってもみんなやらないだけでやろうと思えば今日にでもできるという歪さが恐怖を孕んでいるんだろうなぁと思います。

SJWにはならないように、自分でしっかりと考えて発言・行動しないとな。
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