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フューリーのslowのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.4
"戦車"に命を懸けた
男達の生き様…!!

「ナチス精鋭の軍勢に、
たった一両の戦車で挑んだ」とゆう…
アメリカの"実話"を基にしてるが,
人間ドラマはそんなに描かれておらず、
最後のナチスとの決戦以外に
目を見張る展開はあまりない。。。
劣化版『U-571』といった所。

実力派揃いな俳優が出てるだけに
内容も重厚そうに見えるが,
意外と中身はあっさりとした
戦争映画だった。

というのも出てくるヤツらが
はみ出し者の野郎ばかりで、
感動できるドラマも全く薄い。。。
そこに戦争未経験の新兵が参加した事で
ますます空気は悪化する。。。( ̄▽ ̄;)
そのせいでドラマの大半は
ほぼピリピリムード…w

中盤ではそんな野郎共の空気から一転し,
怯えるドイツ人女性に好意的に接する
アメリカ新兵との会話はなかなか良かった。
(↑アイツらがそれをぶち壊すまでは)

空気も読めず、新人をとことん嫌悪する
最低最悪な野郎共であったが、
仲直りは意外とあっさりとしてて、
今まで彼らとの絆を深める
ドラマは無かった筈なのに
突拍子もなく急に仲良くなったのは疑問だった…

ここまで指摘すると、
私がこの作品を悪いイメージでしか
観てないと思われるが、
実を言うと好きな映画だ(ノ´∀`*)♪

好きなキャストが揃ってるし、
初めて見た戦車での戦いは大興奮!!w

「戦車vs戦車」の対決は見もの!
アニメさながらの熱いバトルを
繰り広げる!!
そして戦車の映画だからこそ、
戦車がどうやって弾を入れて、
どうやってターゲットを見つけ、
どうやって相手の狙いを絞り、
どうやって砲撃しているのか…
とゆう素朴な疑問に
ちゃんと映像で答えてくれる(゜∇^d)!!

けれど若干の主人公補正があるため、
彼らの戦車だけ,ほぼ軽傷程度で済んでるのが
「頑丈だから」という理由で
片付けられるのはチョットどうかと思うが。。。

しかし、最後のナチス精鋭の軍勢に
たった一両の戦車で挑む怒濤のバトルは
リアルさには若干欠けるが、
熱い闘いでハラハラさせられて
一番盛り上がったシーンだった!!

壮絶な闘いの後の"意外な結末"にも
本作の裏メッセージを感じられた。。。

ドラマは味気なかったし、
戦略的にあり得ない部分も目立つが,
戦車を舞台にした
軽めのワンシチュエーション映画だと
思えばそこそこ観れると思う(^-^)/
私の中では良作♪
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