がんちゃん

ピクセルのがんちゃんのレビュー・感想・評価

ピクセル(2015年製作の映画)
3.0
結論:オタクは地球を救えない。
だがメシは食える。

いくらアーケードの「ドンキーコング」が世界一上手くても、東京フレンドパークみたいなアトラクション仕様にされちゃ話が違うだろ!むしろオタクが苦手なやつだろこれ(笑)
…って突っ込んだら負けなのか?

主人公をFPS世代の若手海兵隊員にして、アダム・サンドラーをアドバイザーにすればもっと万人ウケする作品になっていた気がする。

「世間からは役に立たないと思われていることも極限までスキルを極めればいつか価値を発揮する」的なことが言いたいのだろうが、海外でTVゲームは既に「eスポーツ」として賞金総額20億円規模の世界大会になっているぞ。ポケモンGOで荒稼ぎする輩もすぐに出てくるだろう。
本作に励まされずともオタクは十分食っていけるはずだが?
事情を知らない懐古主義のおじさんたちが思いついたネタなのか知らんが、時代の流れは早いんで注意ね〜

ただ、夜空と8ビットグラフィックの親和性は素晴らしく、フジロックで電気グルーヴのライブを観ているかのような高揚感はあった。等身大パックマンのネタはBud Lightの海外CMで去年やっていたが、パックマンを敵キャラにしたのはひねりが効いている。(ま、そうするとまたルールが変わってくるのだが…)

ちなみに劇中のゲームはほとんどシラネ。伊豆の「怪しい少年少女博物館」でスペースインベーダーを1コインだけプレイした記憶があるくらい。名古屋撃ち?うけるー
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