小夜曲テイストのロマンティックコメディ。
リアリストvs.ロマンティストの恋のから騒ぎ。ハッピーエンドが必要だったのか、ちょっと判断に迷いますね(笑)
ウディ・アレン作品の持つレトロ調な質感とグレン・ミラーの時代を想起させる音使いは極上のマリアージュ。
重ねられる会話の中に、恋の魔法の存在を感じさせてくれますが…私が観たウディ作品の中では『まずまず』と言ったところでしょうか。良くも悪くも『緩め』な流れ。半身浴のオトモには最適かも(笑)
コリン・ファースとエマ・ストーンの魅力で、照度が増して見えます✨
2人の立ち位置と恋の駆け引きはコミカルで楽しめますが…タネ明かしがアッサリし過ぎてたかもですね。
fall in love…
Tomber amoureux…
恋に落ちる…
なんで、落ちるなんでしょうね?(笑)
でも、確かに落ちちゃうんですよね。
落ちた上に、振り回されたりして…
そんな時だけ都合よく『おまじない』だったり『神頼み』なんて事もしちゃったり。
自分でも不思議になるけど、全然タイプとは違う人を好きになっちゃったりして(迷)
恋愛って目に見えないフワフワに包まれて、普通とは違う思考に切り替えられちゃうもんですよね…
マジ魔法だわ(笑)
想いが通じますように…って、合理的に考えれば、祈るより『言葉にして直接伝える』が正解なんだけどね(^_^;)
日本人は特に…それが苦手人種。
奥ゆかしい…と言えば聞こえはいいけど、実際は弱虫メンタル?(苦笑)
なんというか…この質感なのに、若めな恋愛観の物語ってのがムズムズの原因かな。
もうちょい劇伴を軽めにしたドタバタ劇とか、逆にトーンをもっと大人にシフトしてあれば…もっとウキウキして観れたかも。
嫌いじゃないけど…スコアは中庸で(笑)