Masato

バクマン。のMasatoのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
4.7
友情、恋愛、夢、勝負
青春映画要素全てにおいて最高の映画。

原作は未読

漫画という地味な作業を、戦いという言葉をそのまま具現化したシーンや、カットを大量に回し、スタイリッシュに魅せるやり方は素晴らしすぎた。
キャラの漫画やアニメらしい演出もこれまた素晴らしい。

週刊少年ジャンプという、連載されていたアニメは知っているが、週刊本というものを殆ど買ったことがなく、あまり実情を知らない自分としては、劇中に説明シーンがあり、少年ジャンプの舞台裏を見れた感じがして素晴らしい。

恋愛に友情。王道ではあるが、これが非常に素晴らしい。見ていてにやけてしまうような恋愛描写、主人公の内向的な性格や、漫画家だからこそのオタク感が非常に共感でき、感情移入しやすい。だからこその、コミュ能力の低さが恋愛描写をさらに深堀にする。
強いて言えば、恋愛を一捻りして欲しかった感じはある。
そして、漫画家同士の友情を描き、これもなんということだろうか…ここでこうきて、さらにきた!という感じ。

夢を追い求める二人の高校生。
人生に一世一代を掛けた博打に最高の成り上がり映画!

ピッチパーフェクトなどと同様に王道たる青春を描き、頂点を目指す至極の映画!!
実写化だからと舐めては困る!!

佐藤健と神木隆之介の演技力!
そして、染谷将太の演技力。この三人なんたるや。
小松菜奈の最高のルックスに映画の品質が上がりまくり。

追記
10月31日 ついに二回目鑑賞!
エンドロールは、今年で2番目に好き。
サカナクションの新宝島、そして漫画本のタイトルに映画の役割とそのスタッフ名。名作漫画本がちょくちょくはさみ、バクマンも挟まり、主要キャストの名前が書いてある、そのキャラ設定を活かしたエンドロールは最高に良い。
締めが最高で、後味が良く、長く保っていられる映画。新宝島良すぎる!
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