白と黒。水と油。コンビニ店員とスーパーエージェント。現実では決して交わらない2つが交わる事があるから、映画は面白い。
今作はまさにそんな作品だ。コンビニ店員で麻薬中毒者という社会的弱者が、実はCIAが関わるスーパーエージェントだった、という話。
弱者にとって絶対的な力とは憧れであり、だからこそこういうジャンルがずっと絶えずに生まれ続けているのだろう。
アクションコメディのようなあらすじとポスターだが、中身はいたってシリアスなのに少し驚いた。1番抵抗があったのはそこで、それさえ乗り越えられれば単純に楽しめる映画だ。
それにしてもジェシー・アイゼンバーグは気弱な青年を演じさせればピカイチだなあ。とても好き。