Hana

人生スイッチのHanaのレビュー・感想・評価

人生スイッチ(2014年製作の映画)
4.2
もう最高。笑った笑った。
これ笑って観れちゃう人はたぶん性根がねじ曲がってて意地悪だ。是非友達になりたい。

特に最後のエピソードね。ハッピーウェディングってタイトルからして意地悪。
たまたま今日友達の結婚式でして、素敵な式の余韻も相まって不謹慎すぎてほんと笑った。
今日一日清らかモードを表面上保ってたから、いい毒抜きになってくれましたありがとうございます。(ああ、性格悪いのバレちゃう)


それぞれの話について忘れないように触れとく

①「仕返し」
えっそこで終わるの?!という短編ならではの絶妙な余韻が素敵。語りすぎず、でも十分に伝わる。ニヤリ。
練りに練られた計画のもと押された「執念スイッチ」

②「おもてなし」
いやいや押すなよ押すなよ、いや押すなって、ダメダメ押しちゃダメだって、押すなよ押すあああ〜...「ダチョウ倶楽部系スイッチ」

③「パンク」
これ好きだった。6作品の中では王道にあたるスイッチじゃないかな。たぶん世界の此処彼処の至る所で押されてるスイッチの大半はこのタイプだと思う。
「最初は軽い気持ちだったんですスイッチ」
全然笑える内容じゃないのにオチは茶目っ気たっぷりで笑かしてくるので最高。

④「ヒーローになるために」
うっ、これは押しちゃうのわかる、わかる、わかるぞ〜、スイッチ押すまでの流れがほんと丁寧に描写してあるからこれは気持ちいい。こういう日常系のイライラって誰しも抱えてると思うし、6作品の中で一番感情移入しやすかった。私も押すとしたらこのスイッチかな。やめよ、気をつけよ、キレてないですよ。「快感スイッチ」

⑤「愚息」
ある日事件は起こる。そこに因果はあるのか、ないのか。それでも人間だものあざとく賢く生きていかないとね。押すしかないじゃん。意を決して押したスイッチ、だけど事件はまた思いもよらぬ方向へ。ハイリスクハイリターンな「賭博スイッチ」
余韻のあるオチは①系譜。

⑥「ハッピーウエディング」
一度一線超えちゃったらもうね、気の済むまでやるしかない。やったれやったれ!「傍観者は一番楽しいスイッチ」
Hana

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