RiN

アデライン、100年目の恋のRiNのレビュー・感想・評価

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)
3.4
全く期待していなかったのがよかったのかもしれないけれど、良かったです。リー・トランド・クリーガー監督、「セレステ∞ジェシー」が代表作ですが、まだまだ三作目の新進気鋭。なのにこの豪華キャスト、期待の高さがうかがえます。(運だったって話もあるけど、運も実力のうちって言いますし)
とある事件から年を取らなくなったアデラインと、彼女に恋した男の物語。

主演のブレイク・ライヴリーのいえば、人気海外ドラマ「ゴシップ・ガール」シリーズでの破天荒なビッチ・セリーナのイメージが強く、そんな印象はなかったのですが、実はとてもクラシカルなお顔立ち。50年代風のドレスが似合うこと。
SF風の説明がしつこく鼻につきましたが、全体のテイストは切ないラブ・ロマンスで終始するので心地よく酔えました。重厚なムードを後押しするハリソン・フォードも良い。
美は若さ、という妄信が蔓延する現代(美魔女ブームとかね)において、愛する人と歳を重ねることにフォーカスしたお話は寓話的で、考えさせられるものもありました。満足。
RiN

RiN