クーベルタンはな

天の茶助のクーベルタンはなのレビュー・感想・評価

天の茶助(2015年製作の映画)
2.8
天で下界のシナリオを書いている脚本家たち。
その脚本家たちにお茶を配る茶助(松山ケンイチ)。人間たちは彼らが書くシナリオどおりに人生を生き、それぞれの運命を全うしているのである。茶助はそんなシナリオに従って生きる人たちを興味深く観察している。中でも、口のきけない可憐で清純な女性・新城ユリ(大野いと)への関心には恋心にも似た感情があった。 そのユリが車に跳ねられて、死ぬ運命に陥ってしまったことを知る茶助。ユリを救う道はただひとつ、シナリオに影響のない天界の住人・茶助が自ら下界に降り、彼女を事故から回避させること。
発想は面白いと思うので、むしろ残念かな。