シリーズ4作目「ファーストジェネレーション」から続く3部作の完結編。X-MEN結成の物語。
今回の敵はなんとミュータントの始祖!魂を移動できる能力の持ち主で、しかも移動のたびに移動したものの能力を蓄積していける、ってんだから、もう最強。と思いきや、展開の中ではそう強烈な印象は受けなかった。むしろ、超高速で動ける「Mr.インクレディブル」のダッシュみたいな人のほうが目立ったかも(笑)
この話の中で、切ないのは マグニート・・・あれは、かわいそう過ぎる。そして、密告する職場の連中はひどすぎでしょ・・・でも、ミュータントへの偏見を表す意味では重要な展開ですけどね。
あと、ミスティークは今回ミュータントのヒーロー的な扱いでかかれますね。1~3作ではマグニートと並んで悪役的な印象でしたが、4~6作ではむしろいい役です。いずれにせよ、この作品を見た上で、1~3作を見直してみれば面白いかも、って思わせる展開ですね。
個人的には、プロフェッサーがスキンヘッドになった理由が明らかになったのには、ニヤっとさせられました。ただ、ジーンの扱いには、1~3作以前に、これほど能力を発揮させてよかったのか、悩ましいところです。
今回も、度派手な演出は健在で、ホームシアターファンとしては、ありがたい1本になったかと思います。この後、どう展開させるんだろう・・・気になります。