Xメンの再構築で「フューチャー&パスト」の続きということをふまえないと、なかなか乗れない。
しかし、サイクロプス(とジーンも)の能力を解放させる場面など、盛り上がるところは多い。異形、異能のミュータントがその個性をいかんなく発揮できると諭すのは、一つのテーマだ。
何よりも、Xメンはチームであり、その力がアポカリプスとの違いであり、強さである。
そして、プロフェッサー。ロン毛の彼がなぜスキンヘッドになったのか。
このエピソードも興味深かった。
最初の三部作とは違う時間軸なのだが、監督は最初と同じブライアン=シンガーだ。
同性愛者をカミングアウトしている、この監督に通底するテーマは同じだ。マイノリティ。
しかし、ニコラス=ホルト、『マッドマックス怒りのデスロード』で白塗りの彼が、ここでのビーストだとは。驚いた。