ももさく

ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~のももさくのレビュー・感想・評価

4.6
悪ガキ5人がツアーガイドのお姉さんにより案内された博物館。そこはメキシコの世界、「命の書」を開くとその中に真実の物語が詰まっていた。

メキシコは宇宙の中心、そこにサンアンヘルと言う街があり、その真下にある世界は想い出の死者の国、そのまた下には忘れ人の死者の国がある。

よくある三角関係!どちらと結婚するか!ラムエルテとシバルバが賭けをする話し。


ラムエルテ(カテデルカスティーヨ )砂糖菓子で出来ており綺麗な心を持っている。想い出の国を治める神。

シバルバ(ロンパールマン)汚れた物で出来ている。人間が純粋でないと思っておりズルばかりする。忘れ人の国を治める神。

キャンドルメーカー(アイスキューブ)ロウでできていてヒゲは雲。世の中のバランスを保つ神。

マノロサンチェス(ディエゴルナ)闘牛士の家系。牛をどうしても殺せないが純粋で勇敢。ギターを弾きながら歌を歌うのが好き。

ホアキン(チャニングマシューテイタム)モンドラゴン隊長を父親とする。英雄を目指す。

マリアポサダ(ゾーイサルダナ)街を仕切っている父親に、おてんばすぎてきちんとしたレディになる為、留学させられる。豚のチューイを可愛がっている。

チャカール→ホアキンの父親と戦った男。ある物を盗み天下だったが、それを奪われ落ちぶれた。デカイ体格で鮫の形の剣を持つ。

死者の日→11月2日。亡き人々を想いお供えをする。


他キャラ→ガイドのおじいちゃんとお姉さん、警備員のおじいさん、博物館見学の子供達、マリアの父親、マノロの父親、祖母、音楽仲間3人、チャカール盗賊団、マノロの祖先達他。

「スターウォーズ最後のジェダイ」を見に行った時に予告でピクサーの新作「リメンバーミー」が流れ、似たようなこちらの作品を思い出しました。

「ローグワン」に出てたディエゴルナや「ガーディアンズオブギャラクシー 」に出てたゾーイサルダナがメインで声を担当。歌も歌っている。

砂埃、月明かり、キャンドル、朝日、夕日、炎、思い出の国など本当に映像が綺麗で、そこに音楽やラブストーリーが絡んでくるのでロマンチック。1人で見てもカップルで見ても誰と見ても楽しめる内容。

キャラクター達の見た目も独特で木とブリキが混ざったような不思議な質感だし世界ごとに見た目が変わるのも面白い。

蛇、迷路の3つの球体、魂の洞窟の遺跡番人、魔法の滝、永遠の命の勲章メダル、巨大な牛なんかも印象的。

内容もなかなか凝っているので、よーく見ておかないと、どう言う事?とかなるしサクッと死んだ!とかなったけどそこが面白い。以前吹き替え、今回字幕で鑑賞しましたが歌は字幕のが良く感じました。

レンタル屋には一本しかないような作品ですが死者への想いによって死者の世界も変わるって所とか世界観がとても好み。最後の最後まで遊びがあって楽しめます。

「いつも心で歌って」

「イエスって言わなかったって事はノーって事だよ」

「自分で物語を書いてるんだ」