『アイアンマン』シリーズを手がけ、
その上ハッピー・ホーガン役でも
出演してるジョン・ファヴローが
監督・脚本・製作・主演を務めた本作。
通りでなんか見たことあると思った。
高評価な理由がよく分かる作品でした。
なぜって、“出てくる人達みんなが温かい”
美味しそうな料理に、温かい人達。みんなの笑顔。
観てるとただただ幸せな気分にひたれます。
この映画って要するに、
一流レストランで働いていた主人公が、作りたいメニューをオーナーに作らせてもらえず、結果評論家に酷評され、仕事を辞め、新たにフードトラックを始めるというものなんですよ。
ただこれって映画だけの話じゃなく、実際、ファブローが味わった「挫折」と「挑戦」を描いてもいるんです。
というのも『アイアンマン』の大ヒットを受けて制作した『アイアンマン2』が批評家に酷評。その上、同時期に制作していた『カウボーイ&エイリアン』も大コケ。
実際彼としては、プロデューサーに言われるがまま制作しただけで、“自分の作りたいもの”じゃなかったんですよ。
これって、主人公とまんま重なってますよね。
「これは俺の本当に作りたいものじゃない。金儲けなんかじゃなく、自分の作りたいものを作って正々堂々評価してほしい」とね。
結果、劇中の彼も、実際の彼も成功したわけです。
彼は映画の中に「自分の人生の1ページ」をスパイスとして加えたんです。
バックボーン含めてストーリーをもう一度見ると
より楽しめる作品だと思います。
ダウニーjrがノーギャラで出たとか、
フードトラックを始めた実在のモデルがいるとか
色々あって面白いですよ。
2018年1月6日 8本目
