SHIROHITO

ミュータント・タートルズのSHIROHITOのレビュー・感想・評価

ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)
3.0
『Teenage Mutant Ninja Turtles(原題)』字幕

小1の時にアニメを観ていた懐かしさを求めて鑑賞。
アニメ観ていてスイミングスクールの支度をしないから母親にキレられたのも今ではいい思い出。

端的に言うと、マイケルベイ製作ということで期待してなかったし、そんな感じだった。アクションすら良くないし、何の満足感もない、また観たいとは思えない。
でもトランスフォーマーにしろ本作にしろ、ド派手CGを楽しめるならそれでいいんだと思う。
ただリアル過ぎる質感を受け入れられない人もいるだろう。タートルズの四人はいいとして、ネズミのスプリンターはかなりパンチ効いてる。湿ったデッカいネズミ……アニメでは威厳があってそれでいて可愛い面も併せ持っていたキャラクターが、グロテスクでキモいだけになっていた。

とはいいつつ、あぁいうCGキャラで見た目と設定をズラすっていうのはイイよね。漫画とかでもよくあるけど好き。
数え上げればキリないけど、『ガーディアンズオブギャラクシー』のロックみたいに見た目は小さくて可愛いけど、中身は現実を知った成人した大人で皮肉な冗談をいったりする。
タートルズの四人は逆でデカくてゴツい見た目と反して中身はティーンエイジャー。無邪気にはしゃいだり、喧嘩したり。アニメと違ってこの辺が映画でリアルになったことで顕著に出てた。アニメだと子供っぽく見えてたし。
けど悪い点も沢山あって、特に不満なのが四人のキャラクターの性格の違いを活かすどころかほとんど出てなかった。ミケランジェロこそ末っ子っぽいやんちゃさ出してたけど、全体的に弱い。あの四人のキャラ出しつつ、影で街の悪と戦う世界観が良かったのに。

総合するとこの得点になるけど、マイケルベイ好きな人にはフィットするんじゃないかな。
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