Otun

はじまりのうたのOtunのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
4.2
ジョンカーニーの撮る作品は、どれも音楽や映画の可能性、想像力を、純粋に信じているように感じられて好き。
そして、人間を。人生を。観て伝わる。


今作も例外なく。
アル中で、ヒットもなく、自殺も考える、やけくそな音楽プロデューサーが、一人の女性シンガーと出会い、NYの街でアルバム作りをする。
中盤での、男が想像していた音楽が徐々に出来上がっていく課程は鳥肌が立つ。


キーラナイトレイは変わらず美しくてチャーミングだけど、『ラブアクチュアリー』の頃なんかと比較すると、若干顎廻りのウィレムデフォー化が進んでいるように思い、少し心配。⬅余計なお世話。


街で聴くスティービーワンダー➡からの踊る二人。
美しい映画だなー、ほんと。
Otun

Otun