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パシフィック・リム アップライジングのTSのレビュー・感想・評価

3.1
【前作の臨場感はあまりなく…】71点
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監督:スティーヴン・S・デナイト
製作国:アメリカ
ジャンル:SF
収録時間:111分
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2018年劇場鑑賞37本目。
圧倒的に前作派。前作派全体的に暗めの描写が多く、見にくいという欠点があるもののスリリングな展開でした。ただ今作は真昼間に物語がほぼ展開していき、カラフルなイェーガー、ビジュアル的に微妙なカイジュウが登場してくるため最早トランスフォーマー状態。ラストはそれなりに迫力がありましたし、テーマ曲が流れた時は嬉しかったですが総じて普通。前作を超えることは難しかったです。

前回の怪獣を撃退してから10年が経過した2035年。都市が復興する中、怪獣の再来に不安を覚える人々は、新世代のイェーガーを製作していたのだが。。

復興最中の世界を描くため、どことなく世紀末感はなく、前作の方がそのどうしようもない絶望感を醸し出せていたような気がします。それが良いのか悪いのか、結局のところ臨場感は半減してしまい、前作のような斬新さも薄れてしまった気がします。それでも日本のある場所を目指して怪獣が進撃するのは脅威的でしたし、それに見合った格闘シーンも用意されていたので頑張った方かと思います。

それにしてもどうしてこういう作品に出てくる日本は日本っぽくないのか。撮影地が中国の青島ということもあり、日本にはなさそうな看板やネオン。中華街と言った方が良さそうな感覚でしたので日本人としては苦笑い。前作が中国で大ヒットした模様ですから、撮影地に選ばれるのは致し方ない気がしますが、日本愛溢れる映画なだけにそこのクオリティは残念なところでした笑

以上、金をかけてるものの微妙な印象でありました。後続して『レディプレイヤー1』や『アベンジャーズ インフィニティウォー』がくるので、大ハマりした方以外からすると、すぐ乗り換えられる感じだと思いました。
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