てる

マイ・インターンのてるのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・インターン(2015年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

好評価なので、気になっていたが、中々手を出さなかった作品。たぶんデ・ニーロが出演してなかったら観ていなかった。だけど、いやはや、中々面白かった。
やはり、アン・ハサウェイといえば、キャリアウーマンの役がよく似合う。いやまぁ、こんな美人の社長がいたら話題になって然るべきだけど。
『プラダを着た悪魔』を思い出した。共通点はアン・ハサウェイとキャリアウーマンかな。この作品もとても女性うけする内容だと思う。
仕事をバリバリこなす子持ちの女社長。しかし、夫婦仲はあまり上手くいっておらず、実は社内でもあまり上手くいってない。この設定だけで、かなり女性うけすることだろう。そこに
何でもこなすスーパーおじいちゃんが出てきて、全ての問題を解決していく。デ・ニーロが出てくることによって、男性も見易くなっている。あそこまで完璧な男性は中々存在しないが、そこは女性監督ならではの理想がふんだんに含まれている。
とはいえ、理想のおじいちゃんを現実にしているのはデ・ニーロあってこそだ。彼が持つカリスマ性が、本当にこんな人もいそうだと思わせてくれる。こんな素敵なおじいちゃんがいたらな、こんな素敵なおじいちゃんになりたいなと心底思う。デ・ニーロってどの作品観ても思うけど、本当にどの役やらせてもすごい。この人、ギャングの帝王アル・カポネの役やってたって信じられる?
シナリオも良かった。この手の映画だと、結局、男と女になってしまってとか年齢差の恋がどうのとかって、なりがちだけど、それがなかったのはかなり、好感度が高い。怪しいシーンもちらほらあるが、そうならずに無事終わって良かった。後味も良く、すっきり観れた。想像していたよりもずっと温かい作品で、家族で楽しめる良作だと思う。
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